マタリの取扱い説明書

「マタリ」とは僕のこと。マタリは仏門に入り、WEBの世界に入り、東京の道路を走っています。

iPhoneからXperiaZ3に機種変したよ。かかったお金の諸々

 

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photo by Falcon_33

iPhone4Sソフトバンク)からXperiaZ3(au)に機種変しました。

キャリア携帯電話のベストな乗り換え時期とは

スマホはじめ、携帯電話の購入、機種変更に一番適していている時期は、新生活がはじまる3月4月この時期ですよね。それに、だいたいこの時期の後には、新機種発表なんかが控えていたりして、既存機種の在庫処分も兼ねていると思います。なんだかんだ言って、僕らは大企業のいいお客さんなわけです。

キャリア各社高校大学に入学する学生を対象にキャンペーンをしかけています。また、キャリア会社の事情からすれば、決算を迎える前の新規契約者数の純増数は、業績評価に大きく影響するため、この時期に他社からの顧客引き抜きが行われる。

さして忠誠心を持っているわけでもないキャリアと長く契約しているだけで損をしていることになります。なぜって、キャンペーンに使われる広告費や販促費は、僕らが支払った携帯料金だから。ここはキャンペーンに乗っかって、割引を上手く活用したいところです。それに、LINEやGmailによるやりとりが増えている今、携帯のメールアドレスが変わることを恐れて、キャリアを固定する必要も無くなりましたしね。

相変わらず、複雑な料金コース設定で、多くのユーザーを思考停止に追い込み、「もうなんでもいいから契約してください」と言わんばかりの心理戦に持ち込むキャリア各社だけど、自分の頭の整理を兼ねて、記事にしておこうと思います。

僕がauのAndoroid、XperiaZ3に決めた理由

今回、スマホの機種変更と同時に、Wifiルーターの購入。周りの利用者に聞くと、WiMAXが回線品質がいいらしい。大人の事情により、WiMAX回線のau社のWifiルーターを購入したました。 

Speed Wi-Fi NEXT WiMAX 2+ W01 ホワイト  HWD31SWU

Speed Wi-Fi NEXT WiMAX 2+ W01 ホワイト HWD31SWU

 

 ちなみに、Wi-Fiルーターって、人生で初めて手にしたんですが、WiMAX2+って、ほんとさくさく動画も見れて、フラストレーションゼロです!

そうなると、スマホの機種変もauということに。お金のない僕には、端末代一括0円一択。

スマホの機種代金には、「一括0円」と「実質0円」という違い

これは似て非なる表記であって、一括0円というのは文字通り、機種代金はタダ。それに対して、実質0円というのは、本当は48,000円の本体代を月々2,000円割引することで2年間払い続けて本体代が0円になりますよ、「分割手数料はジャパネットタカ…じゃなくて、キャリア各社が負担します」というのですね。

一括0円のメリットは、本体がゼロ円なだけでなく、通常機種代を実質ゼロ円にするための月々の割引も全額ではないですが残っています。しかも、その割引額は、もともの本体が高価な機種ほど、割引額が高くなる。キャリア乗り換え組には嬉しいことこの上ない。(例XperiaZ2よりもZ3の割引額が月々400円ほど高い)

そして、今現在、日本人はiPhoneが大好きなため、Androidスマホへのキャリア乗り換えキャンペーンがもっともお得。以上の理由から、SoftBankiPhone4SからauのXperiaZ3に乗り換えと相成ったのです。

もちろん金額面のことだけではなく、過日購入したChromebookとの親和性を考えて、Andoroid端末にしたことが最大の理由。(ChromebookとAndroidスマホで一体何ができるのか?正直まだ何もできていないが、そのうち研究して記事にしたいと思う。)

XperiaZ3での契約プランはこうなった

本体一括0円(XperiaZ3)

契約プランLTE7G(旧データ定額プラン)7,488円/月

  →6,480円/月(auWi-Fiルーターのセット割-1,008円)

  →5,949円/月(XperiaZ3の機種割引-903円、auスマートパス+372円※)

※機種割引を適用するには、auスマートパスを契約しなきゃいけない。

その他諸費用 

  • 機種代金頭金  4,200円 
  • 転出手数料   2,000円(Softbankに支払い)
  • 解約違約金    10,260円Softbankに支払い)
  • au事務手数料  3,240円
  • 子機事務手数料 3,240円

 XperiaZ3を本体一括0円で購入しても、なぜか頭金4,200円の請求が発生しましたw

なぜ本体一括ゼロ円なのに頭金が発生するのか、ケータイショップの店員にその訳を聞いてみたが、この時点で僕は、携帯キャリアの思考停止作戦にはまっていて頭に霞がかかっていた。なぜ頭金が発生するのか、もう分からない。

さて、ここからのキャンペーン構成により、さらに思考停止は加速していくのだが、僕はメモをとりまくり、店員に同じ質問を3回は繰り返し、さらに契約後キャンペーンを有効にするためには何をすべきなのかを誰よりも確認した一人だと思います。

実際書きなぐりのメモはこちら

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 なぜ発生するのかわからない頭金だけど、その頭金4,200円を亡き者にできる技があるらしい。それが、「有料のコンテンツとアプリ」を契約時に申し込むとこの4,200円はゼロ!

そして、さらにキャンペーン攻勢が…

mamorino3を同時契約することで、さらにいいことが起きました

 

mamorino3 au [ホワイト]

mamorino3 au [ホワイト]

 

 mamorino3とは、主に子供に持たせる携帯電話。ケータイショップのお兄さんは、独身の僕にこいつを勧めてきたw

「ちょとまてちょとまてお兄さん!」と言いたいところだけど、よくよく聞いてみると。月額798円で、1000円分(約25分間)の無料通話がついてくる。

電話を月に500円くらいしかしない僕には、これ自体あんまりお得ではないけど、なんとmamorino3を同時に契約すると、SoftBankの契約解除料10,260円も、転出事務手数料2,000円も、auの契約事務手数料3,240円も、mamorino3の契約事務手数料3240円分も、キャッシュバックしてくれるのだ!(しめて約18,000円)

しかも、XperiaZ3(親機)とmamorino3(子機)の通話無料。同居の母親に持たせておけば、親孝行にもなる(かもしれない)。

仕事上、毎月500円近く通話料金は発生するのと、mamorino3を契約しなくても乗り換えにより発生する手数料15,000円がキャッシュバックされることを考慮し、mamorino3購入を決定。

2年後には一度解約するか、MNPが絶対必要

ちなみに、2年後には以下の割引が終了するので、一度解約するかMNPでキャリア乗り換えが必須です。忘れるなよオレ!

とまぁ、契約してみて、そしてキャッシュバックを有効にするための条件など確認するためにその後2回は携帯ショップに足を運び、最終的にやっとキャンペーンの条件を理解できました。単に僕が頭が弱いだけかもしれませんが。

思わぬ誤算もありました

なんだか、理解不足もあって、有料オプションを3ヶ月契約しなきゃいけないとかで、もしかしたらそんなにキャッシュバックされないんじゃないか?とか、有料コンテンツってキャンペーン適用の期間契約してなくても大丈夫じゃね?みたいな出来事もあったので、それはまた別の記事にします。それと、キャッシュバックがなぜ3ヶ月後に支払いなのか?的なことも。

まとめ

通常のキャリア乗り換えでかかる費用は

7488円/月+諸費用19,700円が、

「有料コンテンツとアプリ」を一時契約すること、auスマートパスに入る、mamorino3(子機)を契約するキャンペーンを活用することで、契約時の諸費用をゼロにできました。

また、Wi-Fiルーターとのセット割と機種代一括0円の力により

月額利用料は5,949円+子機代798円(無料通話1000円付与)

 

これが、SoftBankiphone4SからauのXperiaZ3にキャリア乗り換えをした結果です。

スマホのスペックはアップして、通信回線も3GからLTE(4G)にアップ。

通信プランは7ギガで上限はあるけど、動画見るときはWiMaxの無制限プラン使えば容量制限におびえる必要もない。

そしてChromeBookを使う時に、WiMaxが入らない地域ではスマホ4Gでテザリングすれば、かなりの範囲で通信環境が確保されるはず。

 

たぶん、上手にキャンペーンを活用できたのじゃないかと思います。

そして2年後はおそらく、MVMOで格安スマホに乗り換えることでしょう。



人生初のデモ隊に参加。決起大会は日比谷公会堂

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photo by CharlesFred

 

今日、人生で初のデモ隊に参加してきた

日本の片隅でひっそりと暮らしていた僕にはデモ隊なんてテレビのニュースの中の存在であった。そして、それは何か過激な思想を持った人たちが、火炎瓶なんかを振りかざしながらシュプレヒコールをしているイメージ。(と言ったら言いすぎかもしれないが)

ところがである。霞ヶ関あたりにタクシーを走らせていると春になるとしばしばデモ隊に出会う。各業界の労働組合日比谷公会堂で決起大会を行い、デモ隊を編成し、国会通りを、経産省財務省の前を、そして総理官邸前を通過し、国会裏にて衆議院議員参議院議員に署名嘆願をするのだ。

以前に「デモの行列なんて、昔はよく労働組合でやってたけど、今は単なるパフォーマンスだよ」と言っていた人を思い出した。ところが、僕が参加したデモというのは、業界の健全性と労働者の地位、そして利用者の立場を考えた至極全うな要請のように感じた。

労働組合の決起大会・デモを通して、新鮮に感じた3つのこと

まず、タクシー業界の規制緩和労働組合が反対している構図を知っておこう。
小泉政権以降にタクシー規制緩和が行われ、街を走るタクシーの台数が増え、タクシー運転手一人当たりの売上が減り、給料が減っている。また、低価格競争が行われるようになると、その負担はタクシー運転手の給料に跳ね返り、全うな労働環境ではなくなっていく。その結果、公共交通機関の一つであるタクシーの運転手とその利用者の、人命の安全が脅かされかねない。現政権も規制緩和路線であり、野党の民主党はじめ社会党規制緩和反対として対立する。

1.身近に感じさせる国会議員のスピーチの秘密

 決起大会では、登壇した3人の国会議員がいた。規制緩和に反対し、タクシー労働組合と手を組んで法案を通そうとする国会議員たちだった。その3名は、辻元清美衆議院議員桜井充参議院議員、それと社民党の党首だったか?3人目を覚えられなかったのには理由があった。
やはり、国会議員の武器は話術だけあって、それまでの労働組合のお偉いさんたちより、話がうまいなぁと思ったのだけど、最初の二人と社民党党首では印象が全く違った。

辻元議員が語ったストーリーはこんなの

ある年配の女性の息子さんが、夜中に交通事故で病院に運ばれたときのこと。
深夜なのでバスも電車もなく、車も運転できなかった。気が動転していたその女性は、とりあえずタクシーを呼び、病院に駆けつけようとしたが、急なことで手持ちのお金もなかった。途中コンビニによってもらうことでATMでお金をおろすことができた。また、息子の安否を心配し落ち込んでいる中、運転手に励まされながら、なんとか病院に向かうことができた。そして、息子さんが一命を取り留めた後も、家までその女性はタクシーで送ってもらった。その女性はタクシーの運転手にたいそう感謝していたそうだ。「タクシーって、いざというとき本当に頼りになります!」と語った。

桜井議員のストーリーはこう

私は小泉政権時に規制緩和に賛成してしまったことを後悔している。地元仙台で、タクシーに乗ったとき、運転手に景気はどうか聞いたら、「以前は月30万くらいだったが、今では12万だ」と聞いた。今はそこまでひどくはないが、仙台の街には空車のタクシーの列が2重、3重にもなり、交通渋滞を引き起こすほど。その時、私は真剣にタクシー運転者の労働問題に真剣に向き合おうと思った。


議員さんたちなので、表現豊かに、聴衆であるタクシー運転手たちに届くように話をしていた。聞いている僕は、「あぁ、この議員さんたちは、本当に労働者のことを考えてくれているんだな」と思ってしまったのは言うまでもない。

ところが、しかし、3人目の社民党党首の話というのが、ひどいものだった。キャッチフレーズというのか、とりあえず、「規制緩和反対!一緒に戦います!」的なワードを興奮して連呼しているイメージしか残っていなかった。あぁ、ググッたら党首は吉田という人らしい。

ただ単に感情的に語気を強くして声を荒げて言葉を発するだけでは、相手の心の琴線に触れることはできない。ストーリーを語ることで人の心を動かすことができるということを国会議員さんたちから学べた決起大会であったのだ。

 やっぱり、ストーリーを語れってことだ!

ストーリーで体験を語れば人の心を動かせる

ストーリーで体験を語れば人の心を動かせる

 

2.規制緩和が業界当事者にどう影響しているか

これは、誰が言っていたか忘れたが、たしか議員さんの誰かだったと思う。
規制緩和の狙いは、自由競争を促すこと。しかし、自由競争によって果たして国民は幸せになったのだろうか?また、業界の規制は既得権益を守ることではなく、タクシー運転者の労働環境を守ること。いやそれよりも、むしろ利用者が安心安全にタクシーを利用できるために必要であると説いていた。

僕にはなかった考え方だった。単純に、規制は既得権益を生み、利用者である国民に不利に働くという理解をしていた。しかし、タクシー業界では規制があることで、タクシー運転手の労働環境が守られ、利用者の利便性・安全性が確保されるというのは一理あると思った。

もちろん、これらは労働組合側の都合であって、全面的に正しいとはいえないのかもしれない。タクシー料金が高いと感じている人も少なくないし、UBERのようなイノベーションは素晴らしいのかもしれないからだ。

3.国会で決まりかけの法案を骨抜きにするのは

こんな話もあった。「国会で決まりかけていた新たな法案に横槍をいれ、法案を骨抜きにしたのは、「規制改革会議」だ。」というものだ。規制改革会議の関係者にはタクシーの車体リースを受け持つオリックスの会長や、タクシーメーター機器の会社関係者もいるとのこと。つまり、これらの関係者には、タクシーの台数が増えれば増えるほど、懐が潤うという話だった。規制緩和が本当に当事者であるタクシー運転者や利用者である国民に向けて行われいるとはいえない現状を聞いた。

 まとめ

 さて、長くなってしまったので、まとめに入らねばならない。まず、僕自身、政治というものに関心こそあれ、政治の場で戦っているところを直に触れることは人生でなかったので、とても新鮮であった。(事件は現場で起きてるんだなぁ。)と同時に、時代の大きな流れに屈せず、それぞれの理想を大儀とし、または弱者や労働者を守るために立ち上がっている国会議員が本当にいることを知った。

立場の違う人間のそれぞれの都合がぶつかり合って、世の中は動いている。どちらが正しいなんて言えるものは何一つない。それがこの娑婆世界。だから、よりよい世の中を目指す政治にしたって、これで完璧といえる法案もなければ、規制緩和もない。

願わくば、より多くの人が幸せになれる答えを導き出すシステムが政治であってほしい。